インド人の取扱説明書2|つんつる喫茶(新) 忍者ブログ

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インド人の取扱説明書2

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インド人の取扱説明書2

インド人と言っても一括りにするのが難しいんですが、今回はインド人の階層や民族ごとに大まかな性格を書いていきます。北インド人の友人たちの発言を参考にしました。これはあくまでも典型的な、或いはステレオタイプなものです。当然当てはまらない人もいると思います。南インド人については内容が薄いですがご了承下さい。

1.縦社会
出自と経済力は必ずしも一致しません。極端な例では、高カースト(ブラフマンなど)で下流の人がいたり、王家の家系出身で日雇い労働をしている人もいます。数学者のラマヌジャンは極貧のブラフマンでした。ヒンドゥー教徒以外はカーストは関係ありませんが何となくヒエラルキーがある宗教もあります。また、「高・中・低」、「上・中・下」と分類していますが、特に経済力についてははっきりした境目はありません。

1.1.カースト・出自など
・高スペック:プライドが高い
・中スペック:低スペックの人を馬鹿にしている;押しが強くて図々しい;ずる賢い
・低スペック:諦めモード;自分でものを考えない;ほぼ意識がない;野暮

1.2.経済力
・上流(アッパークラス):育ちがいい;おっとり;エリート;質素;大人しい;先進国と関わりをもちたいけど困ってないしどっちでも
・中流(ミドルクラス):最近は成り上がり・成金が多い;粗野なところが抜けない;特に見栄っ張り;自己主張が強い;騒がしい;派手好み;自分が世界を所有していると思っている;要領がいい;上昇志向;インドはもうダメなので余裕があれば先進国に移住したい;高級品を安く手に入れて人に見せびらかして金持ちだと思われたい
・下流(ロウアークラス):諦めモード;怠惰;粗野・野暮;ぼんやりとしてほぼ意識がない;教育を受けられない;嗜好品や薬物に依存している;たまに真面目な人がいる

2.横社会
大まかに分ければ北と南に分かれます。元々はいろいろな民族の小さな国がひしめいていたのが、帝国支配でまとめて統治されるようになり、それが幾つかの国として独立したものの1つが現在のインドです。

2.1.北部インド(抜粋)
南インドの人は「北インド人は狡猾でがめつい」と言います。以下はインド人がお互いに言い合っている内容です。東部と西部はまた違った性格ですがここでは一応北部に含めました。
・ディッリワレ/デリーアイト(デリー):押しが強い;人を押しのける;車の運転が荒い;自分たちこそインド代表;世界は俺のもの;嫌われ者
・ハリヤナウィ(ハリヤナ州):田舎者;やかましい;人を押しのける;車の運転が荒い
・パンジャビ(パンジャーブ州、チャンディーガル):文化教養がない;コメディアン;体格がデカい;キレやすい;愚か;ターバン;農民;パンジャーブLOVE;唯一のカルチャーはアグリカルチャー(農業);海外志向
・ヒマチャリ/パハリ(ヒマチャル・プラデシュ州):田舎者で怠け者;排他的;学校がたくさんあるのに教育水準が低い;土人;意地が悪い;変な帽子を冠っている
・ラジャスタニ(ラジャスタン州):砂漠の民;リアルインド人
・マルワリ(ラジャスタン州):ケチ
・グジャラティ(グジャラート州):ケチ;弱虫;何にでも砂糖を入れまくって甘い味付けで食べる
・ベンゴリ(西ベンガル州):文化がある;教養が高い;魚ばっかり食って頭が良くなりすぎてよく分からないことばっかり考えている;狡猾;やかましい;ダージリンティー;毎日シエスタ;イギリス時代はうちのコルカタが首都だったのに!デリーなんて!文化も歴史もないペーペーのヒンディー語なんて!
・マニプリ(マニプール州):中国人?ネパール人?マニプールってどこ?;人食い人種
・カシミリ(ジャンムー・カシミール州):北の方で戦争ばっかりしている人たち;インチキ商売;リンゴの名産地
・ラダキ(ジャンムー・カシミール州):保守的;中国人?チベット人?チベットってどこ?
・ウッタル・プラデーシー(ウッタル・プラデシュ州):だらしない怠け者;出稼ぎ労働者;タージマハル;リアルインド人
・ビハリ(ビハール州):だらしない怠け者;出稼ぎ労働者の代名詞;リアルインド人;ブッダガヤ

2.2.南部インド(抜粋)
北インドの人は「南インド人はまるで未開人のようだ」と言います。以下はインド人がお互いに言い合っている内容です。
・マラーティー(マハラシュトラ州近辺):うるさい;乱雑;雑多;北インド人よりは人当たりがいい
・タミル(タミル・ナドゥ州):文化がある;穏やか;ごみごみ
・マラヤリ(ケーララ州など):意地が悪い;勉強ができる;ポルノ産地;ボートレース;ドバイに出稼ぎ
・テルグ(アンドラ・プラデシュ州など):ビリヤニ美味い;男に2つあるアレがデカい
・カンナディガ(カルナタカ州など):エンジニア;IT

2.3.インド国外
インド国外に住むインド人の1世・2世は世間ではお行儀が良く善良で優秀なことになっています。しかし実際は居住国やインドでの出自により事情は様々です。マニュアル出稼ぎ層、ノンマニュアル出稼ぎ層、ノンマニュアル定住層に大別できます。いくら国外在住でも、いくらきれいな英語で話していても、元々のインドでの出自によってはインドのインド人と大して変わらなかったりします。

3.蛇足
・ディッリワレは最近自分たちの呼称に英語の「-ite」をつけて「Delhiite(デリーアイト)」と自称しています。コンプレックスからか、インドでも西洋かぶれが激しい人が多いです。そのコンプレックスの裏返しであるかのように、最近大都市などでは「俺たちデーシー(インド人の別名)だぜ!イエーイ!」みたいな<s>騒ぎ</s>ムーブメントが巻き起こっています。

・上の「デーシー」(desi)とは「国の」「インドの」というという意味で、インド人が「デーシー」と自称するとき、文脈によっては愛国的・矜持的なニュアンスがあります。2011年には「<a href="http://www.youtube.com/watch?v=lyWHtKq1PcQ" target="_blank">Desi Boyz</a>」(デーシー・ボーイズ)という曲がヒットしました。ただ、インドは多数の国の集まりであるため、「自分はインド人」・「自分はデーシー」という意識をもっていないという人もいるようです。デリーやその周辺の都市の人々にとっては自分たちこそがインドなので違和感は少ないですが、そのサークルの外に属している民族は別のアイデンティティをもっていたりします。例えばパンジャビなら「自分はパンジャビ(パンジャーブ人)であってインド人ではない」と感じる人がいます。メディアの宣伝などに感化されている若い世代ではまた事情が異なりますが。

・ハリヤナ州やヒマチャル・プラデシュ州は比較的最近になってからパンジャーブ州から独立したため、「ハリヤナウィ」や「ヒマチャリ」という呼称は存在しませんでした。他の州の人たちがこれらの呼称を耳にすると「最近になってでっち上げられた名前でしっくり来ない」という感じがするそうです。

・インド人はアーリア系(主に北部)、ドラヴィダ系(主に南部)、チベット・ビルマ系(主に北部・東部)、アフリカ系(通商のためインドに渡った少数の人々の子孫)などで構成されています。アーリア系は歴史的にドラヴィダ系を見下し、ドラヴィダ系は古代文明を築いた自分たちに誇りをもっています。またチベット・ビルマ系などの黄色人種は下に見られ、どちらかというと空気のようなどうでもいい存在です。話題にされないので大して持ち上げられることもなければ悪口も言われませんが、インドで使用人などとして働くネパールからの低賃金労働者は黄色人種も多いため、一般にインド人にとって黄色人種といえばネパール人で、「黄色人種=ネパール人=使用人=格下」と思っています。またインドの北東部出身のビルマ系インド人がアーリア人地域などで警察官などから蔑まれ不当な扱いを受けることもあるようです。

・黄色人種の中で日本人はインド人から例外的に一目置かれていて、相手は最初鼻であしらっていてもこちらが日本人だと知った途端に態度を変えることがよくあります。原爆を2発打ち込まれて焼け野原になった中から急速に復興を遂げ経済大国となったことと、テクノロジー炸裂の日本メーカー製品にお世話になっているインド人が多く日本に何となく好感をもっていることが主な理由です。教養のない人などは特に理由もなく漠然と「すごい国」だと思っていたりもします。かと思えば「日本人だろうが何だろうが中国人は中国人でしょ」と言う人がいたり、黄色人種は皆同じで1つの国というか地域に住んでいると思っている人もいます。教養の度合いにもよりますが。しかしインド人にとって日本は(インド人にとっての)贅沢品・ステイタス品のブランドとして、或いは「お金の山」としての価値しかなく、日本にそれほど関心が高いわけではありません。そもそもバングラデシュより東のことは基本的に知りません(自分の州のことも知らなかったりするので)。また「格下」である黄色人種が自分たちよりお金持ちだったり肌が色白(インド人にとってはステイタス)だったりすることに嫉妬するインド人もいます。

・同じ地域の人であっても階層ごとにメンタリティが違い、似た者同士で共同体をつくる傾向があります。違う階層同士では接点や交流があまりありません。せいぜい「同じ職場で自分とは違う仕事をしている」とか「いつも行く店で働いている」とか「使用人として雇っている・雇われている」といった程度が関の山です。同じ学校や職場でも、似通った学歴の人同士、似通った出自の人同士、似通った経済力の人同士でグループができることが多いです。最近の都市部ではカーストが話題に上らなくなってきていて、経済力や学歴で棲み分けができるようです。

・新興ミドルクラスの若い人たちは公共の場で集団で騒ぎ、異様にうるさい傾向があります。レストランやカフェなどで彼らに遭遇するとうるさすぎて会話もできません。注意しても自分たちのことに夢中で聞いてもらえるかどうか・・・。理由の1つはインドのメディアが若者が大声で騒ぐことを若さ・パワフルさと結びつけて煽っていることです。もう1つの理由はこうした若者の親たちが子供に手本を示すことができないことです。彼らの親は小金を稼ぐまでははっきり言ってお猿さん扱いでした。お猿さんのような人が自分の子供を行儀の良い紳士淑女に育てられるでしょうか。ここに「新興」ミドルクラスであることのバックグラウンドの脆弱さが表れています。新興ミドルクラスは現在ではミドルクラスのうちのかなりの割合を占めます。

・都市部のミドルクラス(特に新興組)には最近エリートビジネスマンを真似て気取る人たちがいます。でも真似るのは上っ面の形だけで、流行りのビジネス用語を並べ立て、アップル製品を持ち歩き、Bluetoothヘッドセットを耳に引っ掛けていますが、マナーや教養、態度、精神、スキルといった中身の部分はお猿さんのままです。当然仕事もできません。でも形を整えればエリートになれると思っているので自分たちのことはエリートだと思っています。彼らに限らず、インド人は物事の上っ面しか見ず、本質を見抜く能力が低いです。なのでこういうインチキエリートがエリートでも何でもないことを見抜けず、簡単に騙されるインド人もたくさんいます。

・インドの下級公務員の多くはミドルクラスの下・中層です。彼らが各地のローカルの役所を牛耳っています。インドのミドルクラスはロウアークラスとアッパークラスの駄目なところを兼ね備えていて、もっとも腐敗した層です。

・インド政府は非差別部族や非差別カーストに指定されている層の人々を行政機関での雇用に際して優遇する政策を取っています。しかし行政はそういった人々を適性の判断なしにむやみに役職につけたりするので、最近は必要な能力のない人が組織の仕切り役になり、部下や外部と意思疎通ができないなど支障が出るという問題が出てきました。またこの優遇政策によって急に「出世」して権力を振りかざす人も出てきました。

・おハイソな人はインド人の中ではまあお行儀も良くて洗練されていますが、かと思えば「えっ!?」と思ってしまうような垢抜けない行動を取ることがあります(何が垢抜けているかというのも曖昧な話ですが・・・)。成り上がりの人は特にその傾向があります。少数の「本当に本当の上流階級」以外は基本的に育ちが悪く無作法だと思っておいた方がいいです。そして普通の人は「本当に本当の上流階級」の人に出会うことはなかなかありません。

・インドには上流・中流・下流の他に「政治家階級」という層がいます。名前の通り政治を牛耳る層で、出自はばらばらですが、(おそらく上流階級よりも)大きな権力をもっています。国によっては政治家はほぼもれなく上流階級という場合もありますが、インドでは政治家というだけでは上流階級には入りません。

・北部や東北部の黄色人種はアーリア人やドラヴィダ人とはまた違った性格なので、一緒くたにしないようにしましょう。アフリカ系の人や植民地支配時代の白人とインド人の間に生まれた人々の子孫も少数いますが、関わったことがないのでデータがありません。

・表立ってギスギスしているのは北インド人で、陰口や裏工作が多いのは南インド人です。

・最近はインド政府の方針なのか、ヒンディー語を国語として持ち上げゴリ押しする動きが盛んに起こっています。ヒンディー語はボリウッド映画の台頭により学習者人口が増えていますが、母語話者数はインドの人口の20%前後で、第二・第三言語話者を入れても人口の半分にもなりません。固有の言語・文化をもつ非ヒンディー語圏の州からは反発の声が上がっています。またヒンディー語はヒンドゥスタニ語という言語のうち、カリボリという方言を元に作られたもので、自称ヒンディー語母語話者が本当にヒンディー語を話しているかは分かりません。
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