インド人の取扱説明書7|つんつる喫茶(新) 忍者ブログ

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インド人の取扱説明書7

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インド人の取扱説明書7

今回はサーバント(メイドを含む家事労働者)やドライバーの取扱説明書です。日本人をはじめとする外国人がインドに住んでいると、嫁ぎ先やホストファミリー宅、自宅などでサーバントなどの労働者と接する機会があることも多いと思います。住み込みの人と通いの人がいますが、インド人も家事労働者の取り扱いには苦労が絶えないという話を聞きます。以下の点に気をつけましょう。

・労働者の薬物依存などをチェックする
この層の人たちは薬物や嗜好品に依存していることも多い(ヤク中、アル中など)ので、雇う前からチェックが必要です。なぜなら薬物や嗜好品を買うために家の物を盗んだりすることがあるからです。「最近家に置いてある酒類がちょっとずつ減っていく・・・」ということもあります。それにヤク中のドライバーは当然交通事故のリスクが高くなるので注意です。

・甘やかさず公私の区別をつける
甘やかすと途端につけ上がります。相手は大抵公私の区別が曖昧なので、こちらが区別する必要があります。あなたは彼らの上司・雇用主であるという心構えが必要です。彼らは仕事でお金のためにあなたのところにいるのであり、家族でもお友達でもありません。あなたの住居はあなたにとっては自宅でも彼らにとっては職場です。規律を保つためにも、変に親しくしすぎないようにしましょう。必要以上の会話をする必要もありません。相手にもよりますが、場合によっては相手に笑いかけないなどといったことも必要になるかもしれません。様子を見ながら一定の距離を保たないとなあなあになり、家から少しずつ物がなくなっていったり、無断でサボったり遅刻が当たり前になったりします。あなたの上司としての力量が試されているといってもいいでしょう。

・必要以上に同情しない
変に同情すると漬け込まれたり、向こうがつけ上がったりします。同情を誘うような言い訳にも注意が必要です。余程正直な人でもない限り、基本的には彼らの言い分を簡単に信じるべきではありません。その場しのぎの嘘が多いです。彼らの言い分がもしそのときに限って本当で、あなたがそれを信じなかったために何かが起こったとしても、それは彼らが自分たちでまいた種です。そんなものはいくら本当でも信じてもらえないことが普通でしょう。

・サーバントの分の仕事をしない
日本人は働き者というか貧乏性のため1人で何役もこなそうとしがちですが(そしてそれを難なくこなしてしまいますが)、インド人サーバントを雇用するにあたっては彼らの「徹底分業文化」に足を踏み入れることになります。あなたは家事を手伝ってもらうために彼らを雇っているのであり、あなたが彼らを手伝ったのでは意味がありません。変に手出しをすることは、他人の仕事をやってあげるということです。向こうからすれば、タダでお金がもらえるなんてこんなおいしい仕事はありません。放置すればそれが当然というような態度になってきます。彼らの責任感を養うためにも尻拭いをしてはいけません。また彼らの中には「給料は労働の対価」という同意事項が分かっていない人もいます。もしサーバントがサボってあなたがその仕事をしなければいけない場合は給料からその分を引きましょう。その辺の距離感がつかめない人は後々困ることになります。

・繰り返し同じ指示を出す
サーバントになる層の人の大半は覚えが悪かったりやる気がなかったりするため、同じ指示を何度も出し確認することが必要です。「○○は終わったか、できてないなら今すぐやりなさい」というようなことです。また、その時はできているようでも時間が経つと抜けてしまうため、定期的に同じ内容を指導しましょう。ちなみに、指示されたことややるべきことはまともにできないのに、頼んでないことはしっかりやってくれますw

・監視・監督する
見張っていないとちゃんと作業ができないサーバントが結構います。彼らが作業を終えた後もちゃんとできているかチェックしましょう。「できた」と言っても鵜呑みにしてはいけません。また盗難や私物化がないか監視しましょう。雇用者の車を勝手に私用に使うドライバーもいます。車の鍵は車を出すとき以外自分で管理しましょう。ドライバーはプライドが傷ついて怒るかもしれませんがそれは彼の個人的な問題であり、あなたが心配することではありません。

・貴重品や酒類、おやつなどを彼らの目に付くところに放置しない
盗難などもやはりあるので管理には注意が必要です。金属なども盗まれて売られたりするようです。鍵も放置すると合鍵を作られる可能性があります。

・見送らない
サーバントが仕事を終えて帰るとき、見送るのは良くないこととされています。彼らを見送るのは彼らをお客様扱いすることと同義で、程良い距離感を保つためにもこれはやめた方がいいです。それに日本などで家政婦さんなどプロの人に来てもらうのとはまた事情が違います。ただし、ドアの側まで一緒に行くのはここで言う「見送り」には含めません。彼らが帰るとき手に何を持っているかはチェックしましょう。

・なめられないようにする
いくら上司でも、自分たちに対して何もできないと分かると彼らは指示に従わなくなってしまい、好き放題やり始めます。あまり隙を見せるのも良くないです。掛け持ちしている家や同業者などを通じてあなたの噂が広まります。相手は第3者であることを忘れてはいけません。また、女性は男性よりもなめられやすい傾向があります。また、サーバントやドライバーが現れなかったり遅刻したりしたときは見逃してはいけません。場合によっては給料から損失分を引くなどの対応が必要です。それから、こうした労働者層の人は見た目に惑わされるため、地味な大金持ちよりも派手な見栄っ張り小金持ちを格上とみなし、相手を見て対応を変える傾向があります。ちなみに代々の上流家庭などでは「女性は男性サーバントの前で歌を歌ってはならない(相手が発情する恐れがあるため)」などといったしきたりのようなものがある所もあるようです。でも歌が下手な場合はどうなんでしょう・・・。

・彼らにいきなり常識を求めない
こちらが「相手はこれくらいできるだろう」とか「これくらい分かるだろう」と思っても、お猿さん同然の育ちをしてきた彼らには無理なこともたくさんありますし社会スキルも欠けています。日本人からは想像もままならないような世界の見え方をしていると思われます。例えば洗い物のあと乾いていない蓋付き容器に蓋をして片付けるとか、物が壊れたら報告せずに隠すとか、連絡もせずに勝手に休むなどといったことが挙げられます。彼らにこちらの常識を期待するのは甘えです。めんどくさくてもいちいち教えましょう。向こうがちゃんと聞くかどうかは別問題ですが。給料日にお金が入ると仕事が雑になったり、休んだり、来なくなったりすることもあります。自分たちとは別の生き物だと割り切り、あまり最初から期待しない方がいいです。

・彼らを一から教育・研修する
彼らを雇うと大抵彼らを教育・研修する必要が出てきます。「教育・研修」と言えば聞こえはいいですが、実際には野生動物の調教に近いものになり根気が必要です。例えば、決められた時間に来るとか、汚れた手でものを触らないとか、日の出や気分ではなく時計に従うとか、洗い物はきれいに洗うとか、何かあったらちゃんと連絡・報告するとか、洗濯物は乾いてから取り込むとか、ゴミは集めたらゴミ箱に捨てるとか、ずさんな仕事をしないとか、そういったことから教えることになります。しかし相手はやる気がなかったり雇用主より知能が低かったりして、言われたことを言われたそばから忘れていくので結局はいたちごっこになります。そういう心配をしなくていいサーバントやドライバーもいることにはいますが、いろんな人がいるのでハズレも多いです。また、教育・研修によってある程度は学習できても、一定以上の水準には到達できないかもしれません(お察しください)。

・何かあった時は面倒を見る
彼らは何かあっても保険が降りません。大きな病気・事故などの場合は治療代など面倒を見ないといけないことがあります。里帰りの際に旅費などを払う必要があることもあります。また、ときには何かの書類を本人の代わりに記入してあげたりしないといけないかもしれません。

いかがでしたか?至れり尽くせりのプロとは違い、結構余計な手間がかかります。サーバントに関しては、寧ろ自分で全部やった方が仕上がりも良く早いくらいです。昔はお金持ちの名門家しか彼らを雇っておらず、怠けていたら鞭で打ったりしてしごいていたためもうちょっとてきぱき仕事ができたそうです。また昔は就ける職業が今より限られていたためもうちょっと出来のいい人がいて、それなりにプライドをもって働いていたそうです。当時はお金持ちの家が一種の職業訓練所として機能していました。今は職業の幅が広がり経済状況も変わったため、かつてサーバントなどをやっていた層は店員や会社員といった他の仕事に就くようになり、また彼らに仕事を叩き込む唯一の手段であった体罰が禁止になったため(つんつるが体罰を推奨しているわけじゃありませんので念のため)、まともに仕事をこなせる人があまりいなくなってしまったようです。また、サーバントの数自体は減っているのに、中流階級が持ち家もなく狭いアパートに住んでいるのにサーバントを雇ったりして、需要だけはいくらでもあるのでサーバントたちもまじめに仕事をする理由がなくなりました。インドのことを知らない日本人が「サーバントやドライバーを雇っている」と聞くと「なんて贅沢」と思いがちですが、それは日本目線で気の利いた至れり尽くせりのサービスを想定しているから贅沢なのであって、実際には猿回しをさせられたあげく低水準のサービスに甘んじることを強いられるという現実が待っています。

おまけ
つんつるが前に雇っていたサーバントはある日洗い物をしながら何かブツブツつぶやき始め、とうとうキ印になってしまったのかと思ったら、本人の中では鼻歌のつもりだったということがありました。彼は真面目に働かず、泥酔してお金をせびりに来たり、留守中に資材を盗んでいるところを発見されたりいろいろブッ飛んでいたため解雇しました。
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