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インド人の取扱説明書5

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インド人の取扱説明書5

今回はインドの主な宗教について解説してみます。全部ではありませんが。

・ヒンドゥー教
インドでは最もメジャーな宗教ですが、カーストを生み出したり、他の宗教を尊重しなかったりと悪名高い宗教でもあります。宗教というよりは支配システムと一体となったものです。同じヒンドゥー教と呼ばれる宗教でも,北インドと南インドではかなり違うようです。特に北インドのヒンドゥー教徒は牛に非常な思い入れがあります。また菜食主義者も多いですが、北インドのヒンドゥー教徒はダブルスタンダードというか、都合のいいときだけ菜食主義の節があります。またヒンドゥー教の祭りや儀式は何かと派手です。低いカーストに生まれた人が嫌になってキリスト教や仏教に改宗しようとすると、「キリストや仏陀は悪い心をもつ者を引っ掛けるためのシヴァ神の化身である」と説き、改宗させないようにしたりするようです。というか低いカーストの人たちは元々ブラフミンを中心とする勢力に破れた非征服民だったりするんですが。

・ジャイナ教
元はヒンドゥー教の商人カーストの信仰から派生したものです。殺生に関してうるさく、インドで菜食主義を最初に始めたといわれ(恐らく後になってヒンドゥー教徒が真似した)、またデフォルトで菜食主義です。信心深い人は白装束にマスクをし、ほうきを持っています。ヒンドゥー教徒の菜食主義者が他人にも菜食主義を押し付けるのに対し、ジャイナ教徒の方は「内々のしきたりは内々で」という感じです。

・シーク教
日本でもお馴染みのターバンを巻く宗教ですが、シーク教徒の人口はインドでも2%程度だそうです。その殆どは北西部に住む民族で、戦士として知られるパンジャビです(西から侵略者が来たときは彼らが戦っていました)。ターバンは男性が巻きますが、元々は同じ志をもつ仲間を識別し、また士気を高めるためのものでした。元々ターバンの下は髪を切らず長いままで、週に1回程度洗いますが、やっぱり臭うらしく彼女ができなかったりするそうです。最近は好きな髪型にしてターバンを巻かない人や正装のときだけ巻く人もいます。多種多様な宗派があり、戦闘に特化した一派の偉い人にはターバンを巻きすぎてコンクリートミキサーみたいな頭になっている人もいます。神の前では皆平等ということになっていますが、実際はカーストというかランク分けが存在します。食べ物の制限はないという人と、菜食主義だと主張する人がいてよく分かりません。他宗教との融和というポリシーがあるようで、ヒンドゥー教などの祭りを一緒に祝ったりもしますが、ヒンドゥー側からは無視されていることが多いです。群青色と山吹色の組み合わせがシーク教のシンボルカラーです。仏教と同じく、元々はヒンドゥー教へのアンチテーゼとして生まれました。

・仏教
仏教はインドではイスラム教徒やヒンドゥー教徒からの弾圧を受けて絶滅危惧種となり、現在ではインド以外で盛んです。ヒンドゥー教へのアンチテーゼであり、元々は哲学に近いものです。日本の分かりやすい「ナンマンダー仏教」とは大きく異なります。仏教生誕の地ブッダガヤには毎年多くの仏教徒が訪れます。ブッダガヤのあるビハールはかつてとても栄えた場所でしたが、今ではインド最貧州の1つに落ちぶれてしまいました。最近ではチベット仏教を信仰するチベットからの亡命者により仏教文化が逆輸入されています。ダライラマがインドに亡命したことにより、チベット仏教の拠点にもなっています。

・ボン教
一説によると、中央アジア経由でやってきてヒンドゥー教の母体にもなった信仰体系だそうです。現在のボン教はインドにずっとあったものではなく、亡命チベット人が持ち込んだものです。チベットのボン教はチベット仏教と相互に影響を与え合って発展したとのことです。

・ユダヤ教
インドには何度かに渡ってユダヤ系の移民が住み着いています。例えば南インドのケララ州コチンにはユダヤ人コミュニティがあり、有名なシナゴーグ(ユダヤ教の集会場)があります。しかしインドのユダヤ教徒の多くはイスラエルに移住してしまったといいます。

・イスラム教
かつてイスラム教はインド亜大陸に幾つもの帝国を築きました。インドでは現在ヒンドゥー教に次いで2番目にメジャーな宗教です。侵略者の宗教という歴史からか、ヒンドゥー教徒からは目の敵にされている場合があります。イスラム教徒だと就職の際に不利になりやすいとかで、多くのイスラム教徒が自営業だそうです。

・キリスト教
神の前での平等を謳うキリスト教徒ですが、インドでは同じキリスト教徒でもカーストがある場合があります。改宗前の宗教を引きずっているコミュニティではランクごとに行く教会が決まっていて、例えば「家の近所に教会があるのにそこには入れてもらえない」などということがあるそうです。なんじゃそりゃ。またクリスマスはお祭り騒ぎの口実としてキリスト教徒以外の中流層にも広まりつつあります。

・ゾロアスター教
パルシと呼ばれるペルシア系住民のコミュニティで信仰されています。特にムンバイやプネといったマハラシュトラ州の都市に多いといわれています。

・アニミズム
山間部の少数民族などにみられる土着の信仰です。分かりやすい例では「山の神様」とかそういった類のものです。

・その他カルト
一見ヒンドゥー教の宗派のようなものから同族経営ファミリーカルトまでいろいろあり、クリシュナなんとかのようなものは国際的に有名です。日本の仏教カルト組織が寺院を建てている場所もあります。つんつるは創○学会員のインド人に会ったことがあります。またインドでは定期的に怪しげなスピリチュアルリーダーが湧いてメディアを賑わわせています。

おまけ
・日本人はよくインド人は皆牛肉を食べないと思っていたりしますが、牛肉を食べてはいけないのは特に北インドのヒンドゥー教徒と菜食がデフォルトのジャイナ教徒、その他の菜食主義者のみです。シーク教徒の中にはヒンドゥー教徒に遠慮して食べない人もいますが、菜食主義でない限り食べても問題ありません。イスラム教とやキリスト教徒も多いですし、南インドでは肉は鶏肉か牛肉の2択という場所もあります。

・仏教はご存知の通り、一時は手厚い保護を受けましたが、その後弾圧を受けて信者はヒンドゥー教などに改宗させられ不可触賤民扱いとなりました。さらにその一部は後にイスラム教に改宗します。ただ、現在では仏教徒の外国人を見ると一定の敬意を払うインド人もいます。
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