インド人の取扱説明書10|つんつる喫茶(新) 忍者ブログ

つんつる喫茶(新)

ツンツンでもツンデレでもないツンツルです。ブログを引っ越しました。今後こちらを中心に更新します。

インド人の取扱説明書10

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

インド人の取扱説明書10

今回はインド国外に住むインド人について詳しく書いてみます。

インド人に限った話ではないですが、国外に在住する人というのは大きく分けて①出稼ぎ組、②定住組、③グローバル組の3つに分けることができると思います。

①の出稼ぎ組は何らかの利益を求めて経済的に豊かな外国に住み、目的が達成されたところで国に帰って行きます。彼らの多くはあくまでも自分の国に拠点を置き、外国から利益を持ち帰って自国での糧にしようとします。彼らは基本的に、いつかは帰国することを前提として生活しています。ここでは便宜上スキルや知識も利益とみなし、留学なども「出稼ぎ」に含めます。

②の定住組は帰国することを想定せず、在住国を拠点としています。在住国で働き、また当地の文化・習慣などに馴染もうと受け入れる姿勢ができている人も多いですが、同郷者同士のコミュニティから出ない人もいます。両親を在住国に呼び寄せる人もいます。

③のグローバル組は例えば一流ビジネスパーソンのような世界中を飛び回る素質のある人たちです。スケールが大きく優秀で、基本的に世界中どこでも生きていくことができます。世界中が拠点と言っても過言ではなく、どこに住んでいるかはさほど大きな問題になりません。

日本も含めた外国にいるインド人の多くは①か②、あるいはその中間だと思います。出身はバラバラですが、傾向はあります。割合としては①のインド人が最も多く、主に下流階級の上層、中流階級の下〜中層(新興組含む)で構成されています。②は中流階級の中層から上が多いです。①、②のグループのうち、在住国の文化や習慣に馴染もうとする層には比較的エリートが多いという特徴があります。逆に、常に同郷者同士でかたまり自国での生活パターンを再現しようとする層には非エリートが多く、彼らはあくまでも「インド人として」在住国の社会を傍観しながら生活しています。③のグループは絶対数が少なく、そもそも世界的に見ても人口のごくごく一部です。

こうした国外在住インド人はインドの行政ではNRI(Non-Resident Indians)と呼ばれています(特に②のグループに対してこの名称が使われます)。彼らの在住国は先進国が多く、インドから出たことのないインド人に比べれば付き合いやすい人もいます。ただし、やはりインドでの自分や親の出自・育ち方によっては、その考え方・振る舞いから在住国の人たちに疎まれるインド人も多いです。彼らの一部と2世以降は当地の言葉(例えばイギリス英語やアメリカ英語)を身に付けており垢抜けた印象を与えることもありますが、ふとした時にインドパワー全開になり、やはり外側だけ垢抜けていても中身はお猿さんなのだなと思わせることもあります。当たり前ですが、こうした傾向は在住国の社会に溶け込む度合いが低いほど強くなりますし、それにインドからやって来たばかりのおのぼりさんとその国に何年も住んで叩き直された人では違いがあります。しかし、インド人やインド系人で日本人にとって「ウザくない」人というと、一部の人を除けば、先進国の社会に同化し完全にその一員となった人たちの中にしか見当たらないでしょう。

インド本国では、NRIたちがまとまって里帰りするシーズンというのが年に何度かあります。本国では彼らを妬んだり僻んだりするインド人もいる上に、彼らのインドに対する感覚というのはインドから出国した当時のままであることも多く、また海外に住んでいることを鼻にかけたりする人もいて、インドに住むインド人からの評判は総じて良くありません。

関わる上で気をつける点といえば、彼らの表面的な部分に惑わされないということが挙げられます。小ぎれいな格好をして移住先の言語や習慣を身に付けていても、中身はインド流ということがあるからです。しかし利害の関係ない場面でしか接することがない場合はそれほど気にしなくていいでしょう。逆の場合はインドのインド人と同じです。
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

プロフィール

HN:
つんつるてん
性別:
非公開

P R